今年もよろすく


by dec311
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TAKESHIS'

色々考えると面白いかもしれません。

テレビに出ていた試写後の意見の大半が「わからない」。
予告編を見たときからなんとなーく妙な雰囲気は漂ってましたよね。
最近の北野映画とは少し違うような。

見終わっての正直な感想。
うん、「わからない」。

最初のほうは普通に日常が進んでいくのですが、
気付かないうちに徐々に徐々に道を外れていくんですよ。
見てても気付かないんです、その外れた瞬間に。

他人の夢を覗き見しているような感覚に陥る映画です。
映画、と言っていいのか微妙なところですが。
「ああ、夢ってよく覚えてないけどこんな感じだよな」というような。

何というか、本当に説明しづらいんです。
話は支離滅裂だし、ラストもスパッと終わらない。
よくよく考えるとこれを「理解しようとする」こと自体が間違ってるのかもしれません。
誰も他人の脳内は理解できないですし。

--------ここからネタバレ入ります--------

あまりに映画の説明がしにくいのでここからは私の見解を。
上映前のインタビューで「自殺はしたくないけど、死にたいのかも」と答えていた監督。
その言葉を聞いたお陰か「本当にそう思ってるんだろうな」と思いました。

劇中、殺し殺される北野武。
金髪の武は妄想の世界で銃弾の嵐を受け、黒髪の武は金髪武の包丁で刺され。

金髪武=本当の自分 黒髪武=現実の自分

こう考えたワケですよ。
本当の自分は現実の自分を殺したい。
つまり、内と外のギャップが大きすぎるのを自身もよく分かっていて、
こうありたいと願う自分になるには一度全てを無くしたい。
そんな気持ちなんじゃないかなぁ、と。

ラスト。銃撃戦。
これはインタビューの「自殺はしたくないけど…」という気持ちが表れているのではないかと。
この銃撃戦、劇中に一度出てくるのですがその時北野武以外、全員死にます。

もしかすると、「死にたいけどそれは他殺で、しかも何か色々なモノを巻き込みたい」と思ってるのでは。
ただ、自分は死ななかったので「本当は死にたくない」のではとも思ったり。

うーん、偉そうに言ったわりによく分からない…。
こればっかりは色々な人の意見も聞いてみたい気がしますね。
たぶん10人に聞いたら7通りくらいの答えは出てきそうです。

正直なところ進んでオススメは出来ない映画です。
コレを「面白い!」と言って勧めるのも微妙に違う気がするんですよ。
ただ、面白くないわけではありません。
終わった後に色々と考えると面白い映画です。


あ、京野ことみの裸体が観たい人は是非どうぞ。
初々しいカップルは間違いなく気まずい空気になりますよ。
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by dec311 | 2005-11-06 20:13 | 映画