今年もよろすく


by dec311
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

戦国自衛隊1549

この映画、一言で言うなら

「清涼飲料水」

達人が作ったような心に染み渡るカクテルのような深みも無ければ、
そこいら辺に売ってるような適度に酔えるものでもなくて。
だからと言って、水のように無味無臭でもないんです。
ところどころに手軽に楽しめる部分があるんですよ。
何も考えないほうがスッと入ってくる感じです。

とりあえず開始直後の「騎馬隊と対峙するコブラ」に一目ぼれです。
一発で映画の世界につれて行かれちゃいました。
近寄る騎馬隊、坂の下から向かってくる戦車とヘリ。もう最高すぎます。

大まかな序盤の流れとしては
実験失敗で中隊がタイムスリップ→侍が現代に→2年後、中隊を救出に1549年へ
という感じです。ここで考えてはいけないことが。

実験失敗3日後、侍が現代に来てしまったものの、
それを1549年から来たものと断定して過去へ救出に向かうものなのかどうか

まずしなさそうな。あくまで仮定の話ですしね。
でもいいんです。この映画は観るのではなく感じる映画ですから。
真剣に考えてはダメですよ。この映画が観られなくなってしまいます。

過去に行った自衛隊は自衛隊に襲われます。
つまり、今回の構図って「自衛隊対自衛隊」なんです。
前回とは全くの別物として観ていたものの、面白いと思いました。
だから、偵察に行ったヘリがSAMで撃ち落されます。
しかもSAMが発射されたのは城。

また、この城が凄いもので、

自動小銃装備の侍(先に過去に行った自衛隊員)
対空砲完備
レーダー完備

そして、前作で一番ネックとなった燃料問題は

石油精製施設

を作ったので問題なし。映画館ではこれが出たとき苦笑でした。
自分だけ「うおおおぉぉぉかっこいいいいい」と思ってたのは内緒。

ちょっとこのままだと兵器やら設備だけで終わりそうなのでストーリーの方を。

薄っぺらいよ、話は。

たぶん、物語を前面に出したものだったら間違いなく超駄作だったでしょう。
無理矢理にでも泣かせようとする演出や、説明的なセリフなど、
映画評論家が観たらこきおろす部分が満載です。
あと、ラストシーンの物足りなさには脱帽もんですよ。

「これで終わるなよ、これで終わるなよ、これでおわ…終わった…」

って感じで見てました。
スタッフロール中も「これが終わったらちょっと続きが」と思っていたものの
結局なにも出ず。間違いなくこう思うと思います。

あと、序盤でまだ気持ちが入りきってないときに出る

江口洋介の演技

これがまた効くんですよ。すきっ腹の時に飲む酒のように。
「なんなんだこれは!」言わされてる感満タンです。
生瀬勝久の気合が入った演技とは正反対です。
まあ、これも話が進んでいくうちに気にならなくはなりますが。

とりあえず点数的には50点。自分だけは80点。
映画が好きで話を順序だてて見る人は前者の点数で、
バカな機械ウヒャッホウ、鈴木京香エローウイな人は後者の点数。
鈴木京香は卑怯です。槍隊に銃を乱射するくらい卑怯です。

鈴木京香+自衛隊の制服=夢

という公式の完成です。

話の概要はつかめないかもしれませんが、
これで自分の肌に合うか合わないかは分かるかと思います。

タイムスリップ、圧倒的な戦力、侍、バカ機械、鹿賀版信長
鈴木京香の制服姿、漢の散り際、刀+銃武装の侍

このなかで3個くらいひっかかる言葉があったら観に行ってみてください。
大当たりはしないかもしれませんが、楽しめると思いますよ。
一個も当てはまらない方は「ミリオンダラーベイビー」をどうぞ。

面白いか面白くないかと聞かれると面白くないかもしれませんが、
今年、これまで5本の映画を観てきた中で一番「楽しみ」ました。


今度は「逆境ナイン」「宇宙戦争」あたりを観る予定です。
[PR]
by dec311 | 2005-06-13 21:31 | 映画